続かない人が続出。有酸素運動を挫折させる3つの落とし穴とは

有酸素運動のポイント

「有酸素運動が続かない」「モチベーションが保てない」というのは多くの人が抱える悩みです。

「すぐには結果が出ない」「続けることが大切」というのは、誰もが理解していることです。

それでも、三日坊主で続かない人や、ジムの幽霊会員になってしまう人がたくさんいます。

そこで今回は、18年間ジムでたくさんの会員さんを見てきた経験から、有酸素運動が続かない人の特徴と対策を紹介します。

有酸素運動が続かない理由

有酸素運動が続かない理由として挙げられるのが、一人孤独で行っている人が多いということです。

筋トレであれば、トレーナーからの指導を受けられます。

レッスンを受けなくても、ジムスタッフからマシンの使い方や正しいフォームを教わることができます。

YouTubeやSNSでも、正しい筋トレのやり方を教えている発信者が多いです。

 

一方で、有酸素運動はほとんどの人が自己流で行っています。

ジムで有酸素マシンの操作方法を教わることはあっても、細かいフォームやメニューの組み方を教わることはありません。

YouTubeやSNSを見ても、有酸素運動のやり方を教えている発信者は少ないです。

 

ジムに通っていた人から話を聞くと、「正しくできていたのかわからない」という意見が多いです。

 

また、筋トレは重量が伸びたり、筋肉が発達するなど、体の変化がわかりやすいですが、有酸素運動は目に見える変化がわかりにくく、モチベーション維持が難しいです。

そこで今回は、有酸素運動が続かない3つの原因と対策を紹介します。

原因①スケジュールを決めていない

続かない原因の1つめは、運動のスケジュールを決めていないケースです。

有酸素運動は道具や場所を必要とせずに「好きな時にいつでもできる」というのがメリットですが、いつでもできるからこそ、いつまでもやらないっていうデメリットがあります。

ウォーキングやジョギングなどは自分の意志に左右されるので、「今日は仕事で疲れたからやめておこう」「明日やろう」となりがちです。

そして、いざ運動しようと思ったら、雨が降っていたり、少し風邪っぽいなど、また運動ができない理由ができてしまいます。

これは人の心理的な部分ですが、制限がかかっている方が行動できるものです。

ジム会員のAさんは、職場にフィットネスバイクを置いていて、「仕事終わりに30分漕いでから帰る」という自分ルールを決めています。

休日にまで職場には行きたくないので、仕事後に30分漕いでから帰ることを習慣にしています。

また、ジム会員のBさんは、子供の習い事がある日にジムに通っています。

送りと迎えで2回も車を出すのが面倒とのことで、子供が習い事をしている合間に、近くのジムに行って運動しています。

学習塾(週2回)とサッカー教室(1回)があるので、週3回はジムに通えています。

そのように、条件を決めてスケジュールに組み込むのがおすすめです。

 

有酸素運動の効果を得るなら、理想は週3回以上です。「月・水・金」や「平日1回+土日」など、曜日を決めるのもいいと思います。

原因②結果を出すのに時間をかけすぎている

続かない原因の2つめは、結果を出すのに時間をかけすぎているケースです。

よく「結果は後からついてくる。まずは継続することが大事」と言われます。

しかし、結果が出たから、楽しくなって、もっと続けられるという考えも大切です。

なぜなら、結果が出ているかどうかは、大きなモチベーションになるからです。

成功体験を得ることが大切!

たとえば、私がトレーナーの仕事をしているのは、学生時代から体育の成績がよかったからです。

勉強は苦手(偏差値40くらい)でしたが、運動だけは得意で、体育祭でリレーの選手に選ばれたり、マラソン大会でも学年2位でした。

自分が他の人よりも少し優れていると感じる、嬉しくて「もっとやりたい」という気持ちになります。

「歌が上手かった」「絵を褒められた」「書道で賞を取った」「人を笑わせるのが得意だった」など、他の人よりもできた経験はありませんか?

うまくできた成功体験というのは自信につながりますよね。

その成功体験を得るためにも「結果にこだわる」というのは、私はすごく大事だと思っています。

スポーツやゲームなどでも、ずっと負け続けていたら楽しくないですよね。

その「結果」というのは、自分が感じられることなら何でもいいです。

体重や見た目の変化だけでなく、「疲れにくくなった」「ストレスを発散できた」「気持ちいい汗をかけた」「20分続けてできた」など。

自分にとってプラスになっていると感じられれば、それがモチベーションにつながります。

うちのジムの会員様も、全員が理想の体になっているわけではないです。

まだ目標達成していない人や、課題が残ってる人もいます。

それでも運動したことによって、「仕事で疲れにくくなった」「子供と遊ぶ体力がついた」「ストレスが解消されて毎日楽しく過ごせるようになった」などの効果を実感しているので、長く続けられています。

「結果にこだわる」というのは「ストイックになれ」という意味ではなく、「小さな変化でも大切にしよう」という意味です。

 

特に初心者ほど、できるだけ早い段階でなんらかの効果を実感しましょう。「運動って楽しい」「汗をかくって気持ちいい」などでもOKです。

原因③うまくいかない方法を続けている

続かない原因の3つめは、うまくいかない方法を続けているケースです。

これは真面目な性格の人に多いケースで、うまくいっていなくても「まだ努力が足りないんだ」と根気よく続けてしまいます。

一定期間続けているのに望む成果が出ていない場合は、やり方を変えてみるのも大切です。

有酸素運動だけで痩せないなら筋トレも行ってみるとか、栄養が足りていなければプロテインを飲んでみるなど。

トライ&エラーの繰り返しです!

ダイエットでも、ボディメイクでも、スポーツでも、最初からうまくはいきません。

いろんなことを試しながら最適な方法を見つけていきます。

もちろん効果を得るまでに一定期間の継続は必要ですが、今の運動を1~2ヶ月続けても変化がなければ、やり方を見直しましょう。

 

2つ目の「効果を感じられると継続できる」にも繋がってきますが、うまくいっていないことを続けている人と、トライ&エラーを繰り返しながら最適な方法を見つけられる人で、のちに大きな差が出てきます。

まとめ

有酸素運動が続かない人の特徴を3つ紹介しました。

これと反対のことをすれば、運動を継続しやすいということです。

①スケジュールを決める。

「いつでもできる」「いつかやろう」と思ってたらいつまでもやりません。

運動する時間や曜日を先に決めてしまいましょう。

②結果にも目を向ける。

体重や見た目の変化だけでなく、健康状態・ストレス解消・生活の質など、何かしらの変化が出ていれば運動の効果は得られています。

③思うような結果が出ていなければ、修正や改善をする。

やり方を変えるだけでなく、環境変えてみたり、人にアドバイスを求めるのもいいと思います。

柔軟な考え方や行動ができると、今までと違う結果が出てくるはずです。

 

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