有酸素運動は「たくさん汗をかいた」「息が上がってすごい疲れた」など、疲労感や達成感はありますが、目に見える効果は実感しにくいです。
ですが、「有酸素運動をすると、どれくらいで痩せるのか?」が事前にわかっていると、「その期間までは頑張ろうかな」というモチベーションになると思います。
そこで今回は、有酸素運動で効果が実感できるまでの期間についてお話します。
有酸素運動を行っている人や、モチベーション維持が苦手な人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
・トレーナー歴18年
・スポーツ専門学校の非常勤講師
・著書「ダイエットは目標設定が9割」ほか
結論:有酸素運動はどれくらいで痩せる?
有酸素運動の効果を実感したい人は、6日間(週3回×2週間)行ってみましょう。
もちろん、やればやるほど効果を実感できますが、最低でも6日間(週3日×2週間)は続けてみてください。
有酸素運動を6日間(週3日×2週間)続けると、体力がついて最初よりも長く行えるようになります。
6日間(週3回×2週間)で変わるもの
有酸素運動を6日間続けると「体力がついた」と感じ始めます。
それを心肺機能の向上といいます。
心肺機能というのは「心臓と肺の機能」のことです。
心臓は血液を全身に送り出してくれますし、肺は酸素を取り込む役割があり、脂肪を燃やすためには酸素をしっかり取り入れることが大切になります。
なので、有酸素運動で痩せるには、心肺機能を高めることが必須条件となります。
有酸素運動の理想の頻度
「有酸素運動を6日間続けましょう」というのは、週3回×2週間のことを言っています。
同じ6日間でも、月1回×6ヶ月では運動の効果は得られません。
1回あたりの運動効果はあまり長くは持続せず、5日~1週間程度で元の状態に戻ってしまいます。
そのため、週1~2回の有酸素運動だと現状維持にしかなりません。
体の変化を実感したい場合は、週3回以上の有酸素運動が必要です。
少しずつ運動時間を長くする
運動時間が長いほど痩せやすくなりますが、最初から無理をしても長くは続きません。
そのため、最初は15分から始めるのをおすすめします。
たとえば、最初の2週間は15分×週3回。
3~4週目は20分×週3回。
5~6週目は30分×週3回。
7~8週目は40分×週3回。
このような感じで、運動時間を少しずつ増やしていきます。
運動には「漸進性過負荷の原則」というのがあり、少しずつレベルを上げていくことで、体は成長していきます。
負荷のかけ方も同じで、少しずつ上げていきます。
最初はウォーキングから始めて、慣れてきたらジョギング、ランニングと強度を上げます。
有酸素マシンを使っている場合は、表示モニターの部分で負荷を変えられるので、2週間程度を目安に負荷を上げていきましょう。
有酸素運動は、1日や2日では効果を感じられませんが、2週間単位でみると痩せていっているのが実感できるはずです。
まとめ
「有酸素運動はどれくらいで痩せるのか?」は、まずは2週間で変化を見てみましょう。
もちろん、体質、遺伝、筋肉量、基礎体力、運動習慣などに個人差がありますし、ダイエット目的の場合は食生活との兼ね合いも大切です。
より早く結果を出したい場合は、食事内容の見直し、筋トレ、生活習慣の改善なども行っていきましょう。
コメント