・食前だと、運動する元気が出ない
・食後だと、お腹が苦しくて動けない
そのような疑問やお悩みを解決します。
有酸素運動には、効果的な時間帯やタイミングがあります。
それを知っているのと知らないのでは、同じ運動をしていても効果が変わってきます。
✅痩せるためにウォーキングを始めた
✅ジムでランニングマシンをやり始めた
✅家庭用フィットネスバイクを買ってみた
など、ダイエットや脂肪燃焼のために有酸素運動をしている人も多いです。
せっかく運動をがんばっているなら、望む効果を実感したいですよね。
そこで本記事では、「有酸素運動は食前、食後のどっちが痩せるのか?」について、ジムのトレーナーが解説します。
運動する時間帯に悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
・トレーナー歴18年
・スポーツ専門学校の非常勤講師
・著書「ダイエットは目標設定が9割」ほか
結論:どっちが痩せる?
「食前の有酸素運動」と「食後の有酸素運動」は、それぞれ効果が違います。
食前の有酸素運動は、すでに体についている脂肪を燃やします。
食後の有酸素運動は、これから脂肪が付くのを防いでくれます。
なので、標準体型よりも太っている人や、減量をして体脂肪を減らしていきたい人は、「食前の有酸素運動」がおすすめです。
一方で、ダイエットに成功して現状を維持したい人や、これ以上太りたくない人というは、「食後の有酸素運動」がおすすめです。
有酸素運動を「食前」に行うメリット
食前の有酸素運動は、以下のような人におすすめです。
- 標準体重よりも多い
- 体脂肪率が20%以上の男性
- 体脂肪率が30%以上の女性
- 健康診断で中性脂肪が多いと言われた
これらに当てはまる人は、食前に有酸素運動を行いましょう。
お腹が空いているときは、エネルギー不足の状態になっています。
エネルギー不足になると、体に蓄えられている脂肪を分解して、エネルギーとして使ってくれるのです。
さらに、運動中はたくさんのエネルギーを消費するので、空腹時(食前)の有酸素運動は、脂肪が燃焼しやすい状態になります。
有酸素運動を「食後」に行うメリット
食後の有酸素運動は、以下のような人におすすめです。
- ダイエットのリバウンド防止
- 今の体型をキープしたい
- 体脂肪率が20%以下の男性
- 体脂肪率が30%以下の女性
これらに当てはまる人は、食後に有酸素運動を行いましょう。
私たちの体は、ご飯を食べると血糖値が上がります。
血糖値が上がると、それを抑えるために、膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンが分泌されることによって、血糖値が下がって正常な状態へと戻ります。
…ということは、インスリンって体作りの味方なの?
実はこのインスリンは、血中の糖分を脂肪に換えて、体に貯め込む働きもあります。
つまりインスリンには、「血糖値を正常に戻してくれる」というメリットと、「脂肪がつきやすい」というデメリットがあります。
私たちの体作りやダイエットにおいて、味方でもあるし、敵でもあるということです。
そのため、食後に有酸素運動をして、糖が脂肪になる前にエネルギーとして使ってしまいましょう。
そうすることで、ご飯を食べても脂肪がつくのを防げます。
まとめ
「食前の有酸素運動」と「食後の有酸素運動」では、ダイエットにおける役割が違います。
食前の有酸素運動は、すでに体についてしまった脂肪を落とすのに効果的です。
一方で、食後の有酸素運動は、これから脂肪がつくのを防げます。
ただし、空腹すぎても運動のパフォーマンスが落ちますし、食べた直後に激しい運動すると気持ち悪くなります。
ダイエット中は体の具合を見ながら、無理のない範囲で運動してみてください。
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