ジムでランニングマシンを使うとき、正しいシューズを選ぶことは非常に重要です。
快適性、パフォーマンス、怪我の予防において大きな役割を果たします。
正しいシューズ選びは、効果的なトレーニングの基礎となり、長く安全に運動を続けるために必要です。
この記事では、ジムのランニングマシンに適したシューズの選び方について詳しく解説します。
ランニングシューズの選び方
ランニングシューズは、ジムのランニングマシンを安全に使用する上で大切なポイントの1つです。
走ることを前提に設計されているため、ランニングマシンの使用に適した特徴を多く備えています。
クッション性
ランニングシューズの最大の特徴は、優れたクッション性です。ミッドソールに使用されているEVA素材が、ランニング時の衝撃を吸収します。足への負担が軽減され、長時間のランニングでも快適に続けられます。
EVAとは、Ethylen-Vinyl Acetate (エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)という樹脂の名前の頭文字を取った略称のこと。柔軟性と弾力性を持っています。
軽量性
最新のランニングシューズは、軽量化が進んでいます。軽量素材の使用や、不要な部分を省いたデザインにより、足への負担を軽減します。軽量なシューズは長時間のランニングでも疲労を軽減し、パフォーマンスの向上にも役立ちます。
通気性
ランニングシューズは通気性に優れています。素材がメッシュだったり、風通し用の穴が開いているなど、足のムレを防ぎ、快適な状態を維持します。長時間のランニングや高強度のトレーニングをしたい人におすすめです。
安定性
多くのランニングシューズは、プロネーション(着地時に足が内側へと倒れ込む動き)を制御する機能を備えています。ヒールカウンターやミッドソールの硬度調整により、足のブレを抑え、安定した走りをサポートします。
トレーニングシューズの選び方
トレーニングシューズも、ジムのランニングマシンに適しています。
ランニングシューズとは異なる特徴を持ち、ジムでの多様な運動に対応できる汎用性が魅力です。
多目的性
トレーニングシューズの最大の特徴は、その多目的性にあります。 ランニングだけでなく、ウェイトトレーニングやエアロビクスなど、他のトレーニングにも対応できます。 ジムで様々な種類のトレーニングを行う人にとっては、一足ですべてを補えるので便利です。
安定性
トレーニングシューズは、横方向の動きにも対応できるよう設計されています。 ランニングシューズよりも広いアウトソールと、横方向のサポート機能により、高い安定性を実現しています。足首を捻挫しやすい方や、横方向の動作が多いトレーニング(サイドランジやステップ動作など)をする人におすすめです。
耐久性
トレーニングシューズは、様々な運動に耐えられる丈夫な作りが特徴です。 アッパー部分には耐摩耗性の高い素材が使用され、アウトソールにも耐久性に優れています。ランニングだけでなくダッシュもする人や、シューズの劣化を気にせずに使いたい人におすすめです。
フレキシビリティ
トレーニングシューズは、足の動きに柔軟に対応できるように設計されています。ソールの屈曲性が高く、様々な動作に対応できます。これにより、ランニングだけでなく、ジャンプや方向転換などの動作も快適に行えます。
シューズ選びのポイント
正しいシューズを選ぶためには、以下のポイントに注意しましょう。
フィット感
足にぴったりとフィットするサイズを選びましょう。間口に1cm程度の余裕があり、かかとがしっかりと固定されるものが理想的です。試着の際は、実際に歩いたり軽く走ったりして確認することが重要です。
クッション性
十分なクッション性があるかを確認しましょう。ミッドソールを押してみて、適度な柔軟性があることを確認します。
通気性
蒸れにくい素材や構造になっているか確認しましょう。メッシュ素材やベンチレーションホール(風通し用の穴)の有無をチェックします。通気性が高いほど、長時間の運動でも快適さを維持できます。
重量
軽すぎず重すぎないバランスの取れた重量のものを選びましょう。一般的に、ランニングシューズは200g〜300g程度、トレーニングシューズは250g〜350g程度がおすすめです。
用途
ランニング専用か、他のトレーニングも行っているかによります。 ランニングが主な目的であればランニングシューズ、多様なトレーニングを行う場合はトレーニングシューズが適しています。
予算
品質と価格のバランスを考えて選びましょう。高価なシューズが似合うとは限りません。自分の足型や運動スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。
ブランドや口コミ
信頼できるブランドを選ぶことも一つの方法です。また、ユーザーレビューや口コミを参考にすることで、実際の使用感を知ることができます。
足型
自分の足のアーチの高さや、プロネーション(着地時に足が内側へと倒れ込む動き)の傾向を知ることも重要です。必要に応じて、スポーツショップや靴屋さんで足の形を見てもらいましょう。
ジムでNGなシューズ
以下のようなシューズは、ジムでランニングマシンを使うときには避けるべきです。
サンダルやクロックス
これらは足を固定できず、ランニング中に脱げる可能性があります。また、衝撃吸収性も低く、怪我の危険があります。
古くなったシューズ
長く使用したシューズは、クッション性や安定性が低下しています。 特にミッドソールの劣化は目に見えにくいため注意が必要です。 一般的に、500〜800km程度走ったら交換を検討しましょう。
屋外専用のトレイルランシューズ
これらは凹凸の多い床用に設計されており、硬いアウトソールを持っています。走る動作には適していますが、ランニングマシンには向いていないので避けるべきです。
キャンバススニーカー
キャンバススニーカーは、日常生活における歩行には適していますが、ランニングには適していません。クッション性や安定性が不足しており、長時間の使用で足に負担がかかります。
ミニマルシューズやベアフットシューズ
これらは自然な足の動きを重視したシューズですが、クッション性が限りなく低いため、ランニングマシンでの長時間使用には適していません。
まとめ
ジムのランニングマシンの使うときは、運動に適したシューズを選びましょう。
ランニングシューズやトレーニングシューズが最適ですが、個人の足の形や運動スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
フィット感、クッション性、通気性などのポイントを押さえ、自分に合ったシューズを見つけることで、快適で効果的なトレーニングを行えます。
また、定期的にシューズの状態をチェックし、必要に応じて新しいものに交換することも検討しましょう。
正しいシューズ選びは、快適性を高めるだけでなく、怪我の予防やパフォーマンスの向上にもつながります。
自分の足と相談しながら、最適なシューズを見つけ、充実したジムライフを送りましょう。
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