「キツい運動10分」「ゆるい運動60分」どちらが痩せるの?

有酸素運動のQ&A

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こんにちは、トレーナーの武内です。

今回は、キツい運動10分、ゆるい運動60分ではどちらが痩せるのか?についてお話します。

あなたは、短時間でもキツい方が痩せると思いますか?

それとも長く動いた方が痩せると思いますか?

こうした疑問をトレーナー目線で解説します。

結論

まずは結論からお話します。

痩せるという観点なら「ゆるい運動を60分」の方が明らかに有利です。

理由はシンプルで、消費カロリーが大きいからです。

脂肪燃焼には、消費カロリーの「総量」のが大事です。

なので、もしどちらかを選ぶなら「ゆるい運動60分」の方が痩せます。

例外として、どうしても時間が取れない場合はキツい運動10分でもやる意味はあります。

  • 心肺への刺激が強い
  • アフターバーン(EPOC)が起こる
  • 運動習慣の「きっかけ」に最適

などの理由があるからです。

ただし、痩せるための「総消費カロリー」で考えると、やはり60分の方が有利です。

どちらかを選ぶことができるなら「ゆるい運動60分」を選んでみてください。

 

どれくらいカロリーが違う?

実際にどれくらいカロリーが違うのかを比較してみます。

私の体重が60kgなので、体重60kgの場合で計算します。

運動のキツさを表す単位として、METs(メッツ)というのがあります。

たとえば、

・キツイ運動(ランニングや水泳)………10メッツ
・ゆるい運動(自転車に乗るなど)………4メッツ

という感じです。

 

✅キツい運動(10METs)を10分の場合

10METs × 60kg × 0.167時間(10分)= 約100kcal

 

✅ゆるい運動(4METs)を60分の場合

4METs × 60kg × 1時間= 約240kcal

 

キツい運動を10分行うと、約100kcal。

ゆるい運動を60分行うと、約240kcal。

2.4倍も違います。

なので「ゆるい運動60分」の方がたくさんのカロリーを消費します。

 

脂肪燃焼の割合

次に、何をエネルギー源としているかの違いです。

キツい運動10分だと「糖質」がメインで使われ、脂肪が使われる割合は低いです。

一方で、ゆるい運動60分だと「脂肪」がメインで使われます。

そのような点からも、やはり「ゆるい運動60分」の方が脂肪燃焼やダイエットに効果的だと言えます。

 

アフターバーンの真実

あなたはアフターバーン効果(EPOC効果)という言葉を知っていますか?

キツい運動をすると代謝が上がり、運動後もずっと脂肪が燃え続けると言われるものです。

最近ではその効果を利用して、HIITなどの短時間トレーニングが流行っています。

ですが、アフターバーンに関する研究をまとめると、その多くは+20〜60kcal程度です。

運動後も脂肪が燃えるのは事実ですが、そこまで多くの燃焼ではありません。

「10分間運動しただけで数時間ずっと燃え続ける」というのは、かなり誇張された表現となります。

もちろんやる意味はあるので、私もクライアントによっては勧めることはあります。

しかし、そこまで大きな差にはならないというのが現実です。

どうしても時間がない場合や、マンネリ防止のために意図的に運動内容を変えたい場合を除き、できるだけ長時間の運動をおすすめします。

 

どんな人に有効か?

次に、どんな人に有効なのかです。

 

確実に痩せたいなら「ゆるい運動60分」
・脂肪燃焼が安定
・総消費カロリーが多い
・続けやすい
・ケガしにくい
・初心者でもOK
👉痩せることが目的なら、まずこの選択が優先順位としては高いです。

 

どうしても時間がないなら「キツい運動10分」
・忙しくてもできる
・心肺機能を鍛えたい人に向く
・汗をかいて「やった感」が出る
・運動の第一歩として有効
👉ただし、痩せる量はどうしても少なめになります。

 

まとめ

キツい運動10分とゆるい運動60分は、どっちが痩せるのか?

結論は、確実に痩せたいなら「ゆるい運動60分」が圧倒的に有利です。

どちらかを選べるのであれば、ゆるい運動60分を選んでください。

 

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