・食前と食後だとどっちが痩せる?
・1日のスケジュールに取り入れるならいつ?
有酸素運動の効果を最大限に引き出すには、運動する時間帯が重要な鍵を握っています。
代謝リズムに合わせて行うことで、脂肪燃焼や健康促進の効果が高まります。
逆に、NGな時間帯に運動してしまうと、体作りに悪影響を与えます。
そこで今回は、有酸素運動の効果を最大化するための時間戦略を解説します。
あなたの目標達成に向けて、効果が高まる時間帯に運動しましょう。
時間帯①夕方16~17時
おすすめの時間帯の1つめは、夕方16~17時です。
この時間帯は、1日の中で一番血圧が安定している時間帯になります。
運動するのに最適で、スポーツクラブなどでも比較的空いているので、穴場の時間帯といえます。
社会人だと仕事をしている時間帯ですし、主婦の方は夕飯の準備や子供のお迎えなど、なかなか現実的には難しいかもしれません。
ですが休日など、できそうであればこの時間帯に合わせてみてください。
また、運動をすると頭も体もスッキリするので、在宅ワークの方は仕事の合間に行うのもおすすめです。
私のジムの会員様の中にも、経営者や精神科の先生など、仕事の合間に時間を作ってトレーニングをしている人もいます。
「1日20分の昼寝は仕事の生産性を高める」といいますが、それと同様に、休憩中に運動を行うことで仕事のパフォーマンスを高められるので、ぜひ試してみてください。
時間帯②筋トレ後
おすすめの時間帯の2つめは、筋トレ後です。
筋トレをすると、ホルモン感受性リパーゼという酵素が働いて、脂肪を分解します。
この分解された状態で有酸素運動を行うと、効率よく脂肪を燃焼させることができます。
筋トレをしないで有酸素運動だけを行う場合、先に体内のグリコーゲンを使い切らなければいけないので、より長い運動時間が必要です。
体力があって根気よく長い時間運動をできる人ならいいですが、効率よく行いたいという人は、先に筋トレをしてから有酸素運動を行ってみてください。
時間帯③食事前
おすすめの時間帯の3つめは、食事前(空腹時)です。
お腹が空いている時は、グルカゴンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは、今すでに体についている脂肪をエネルギーとして使ってくれる役割があります。
なので食事前の運動は、すでに太ってしまって、ダイエット目的で有酸素運動をしている人におすすめです。
空腹時であれば効果は同じなので、朝食前、昼食前、夕食前など、あなたが運動しやすいタイミングで行ってみてください。
時間帯④食後2時間以内
おすすめの時間帯の4つめは、食後2時間以内です。
食後2時間以内に運動すると、これから脂肪になるのを防げます。
なので、現状維持が目的の人や、ダイエット後のリバウンドを防ぎたい人におすすめです。
ダイエット中の人は食前に有酸素運動を行って、目標体重になったらリバウンドをしないために食後の運動に切り替えるというのも、考え方としてはアリだと思います。
避けるべき時間帯
今度は逆に、おすすめしない時間帯を紹介します。
それは寝る前です。
これは筋トレも同じですが、寝る前の運動はおすすめしません。
特に激しい運動になるほど睡眠の質に影響してきます。
睡眠の質は、体重の変化、メンタルバランス、健康状態などすべてのことに関係しています。
寝る前に運動してしまうと、それだけ大切な睡眠の妨げになってしまいます。
具体的には、寝る3~4時間前には運動を終えていたいです。
夜12時に寝ている人なら夜8時くらいには運動を終えていたいですね。
ストレッチ程度の運動であれば、1~2時間前でもそれほど影響はありませんが、激しい運動になるほど就寝前から時間を空けましょう。
ハードに運動するなら夕飯前に運動して、軽く運動する場合でも寝る2~3時間前には終わらせます。
まとめ
今回は有酸素運動を行うのにおすすめの時間帯と、避けたい時間帯を紹介しました。
有酸素運動は、ウォーキングや自転車など誰でも手軽にできる運動ですが、ちょっとしたポイントを抑えるだけでも効果が格段と上がります。
今回紹介した4つの時間帯に合わせて行ってみてください。
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